子どもが習い事を辞めたいと言いだしました‐母親として心の葛藤を一部始終晒します

アイキャッチ画像「水木しげるー鬼太郎大百科」より

 

「習い事を続けるか辞めるか」ー子育て世帯なら一度は直面したことがある問題ではないでしょうか?

 

2か月前の話ですが、我が家も長男が習い事を辞めたいといって揉めたことがありました。その時の出来事、私の母親としての心の葛藤をありのままに晒します。

 

子どもが3つの習い事をしてました

我が家の長男(6歳、当時幼稚園の年長さん)は3つの習い事をしていました。
習い始めた順番にざっと紹介すると、

 

1.水泳

4歳から始めました。
きっかけは体験レッスンに行ってみたら本人が気に入ったようだったので、なんとなくその流れで開始。

記事も書いてます→未就学児ママ必見!子供の習い事で人気の水泳って実際どうなの?

 

なかなか級が上がらない期間はモチベーションを維持するのが難しいらしく、ことあるごとに

やめよっかなぁ。
なんで水泳やりたいなんて言ったんやろう。

ということしょっちゅう。でも級があがると俄然やる気になるみたい。

 

 2.サッカー

幼稚園がやっているサッカークラブで、年長さんから開始しました。仲良しのお友達全員がサッカークラブに入ったのでつられて加入。

彼は飛びぬけてうまいわけではないけど、試合でシュートを決めることも時々あるし楽しんでいるのかなぁと思いきや…

 

サッカーは年長が終わったらやめる!

 

クラブ自体は1年生になっても継続することは可能なのです。

理由と聞くと…

 

足踏まれたら痛いねん。

とか

ゴールキーパーやりたくない!

等やる気のないことを言うので少々呆れつつも、そもそも友達につられて入っただけで遊びの延長の感覚でやっていたので仕方ないのかなぁ、1年生になったらどうしようかなと迷っていました。

 

 3.バスケットボール

去年の6月から始めました。

もう既に水泳とサッカーをやっているのでこれ以上習い事を増やすつもりはありませんでした。だけど無料体験のチラシを見つけてたまたま参加したのが相当楽しかったらしく、

絶対にやりたい!どうしてもやりたい!

とのこと。

 

  • バスケの練習は夕方にあるので、もしも習うのであればその日はお友達と遊ぶ時間が減る事
  • 彼が大好きなテレビ(ゲゲゲの鬼太郎やキョウリュウジャーの再放送)がリアルタイムでは見れないこと
  • 3つ目の習い事になるのでしんどいのではないか?

ということを彼に噛み砕くようにしてしっかり説明しました。

それでもやりたい!の1点張りだったので、根負けして始めることに。

 

バスケのある日は忙しい!

バスケの練習がある曜日は私も仕事の日です。仕事が終わってから食事の用意をしていたら間に合わないので、たいがい前日から用意しておいたカレーが定番です。

仕事が終わり帰ったら急いで晩御飯を食べて練習に連れて行きます。

 

正直負担に感じることもあったけど、本人が習い事のなかでも一番バスケが好きそうで、一生懸命練習している姿を見ると素直に応援してあげたい気持ちになっていました。

 

去年の冬休みには初めての合宿にも参加しました。

帰ってきてからの彼はよりバスケを好きになっているように見えたし、他の保護者の方からも「○○くん合宿行ってからすごいうまくなったし、気持ちも強くなったよね」なんて言ってもらえることもしばしば。

 

別にプロの選手になってほしいとかそういう気持ちは一切ないんです。一生懸命何かに打ち込む姿は我が子ながら輝いて見えて、単純に嬉しかったんです。

 

水泳やサッカーは定期的に辞めたい波が来るのに、バスケにはそれが全くなかったということもあり、これは長く続けられる習い事になるのかなぁなんて淡い期待をしていました。

が…

2月のある日のこと、事件は起きました。


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子どもの言い分、○○が理由でバスケを辞めたい!

 

その日はバスケの練習がある日。

私が仕事から帰ってきたら長男は近所のお友達と外で遊んでいました。
ここまではいつものこと。

 

彼はバスケに行かないといけないから頃合いを見て家に帰るよう声をかけます。

その間に私は晩御飯をすぐに食べられるようセッティングしていました。

 

セッティングが終わっても長男は帰ってこず。早く食事を済ませないと練習に間に合わないので旦那に連れて帰ってきてもらうようお願いしました。

 

やっと帰ってきた長男は明らかに不服そうな表情。

早くご飯食べて、着替えしないとバスケ間に合わないよ!

と声をかける私に長男から衝撃の一言が…

 

ママ、あのさ俺やっぱりバスケもう辞めるわ!

 

は?

耳を疑う私。

 

どうしたん?なんかバスケで嫌なことあったん?

 

いや、そういうことじゃなくて…さっきまで外でみんなで遊んでて、俺だけ帰ってきたやん?みんな今頃H君(友達)の家で鬼太郎一緒に見てるねん。俺も行きたかった。だから辞めたい。

 

さらっとそう言いました。

えっと、つまり鬼太郎が見たいからバスケ辞めるってこと?

 

うん、そういうことかな

 

あまりの驚きにふらふらっと膝から崩れ落ちそうになること数秒…。

からの私の怒りスイッチが一気にオン。

見事に着火してしまいました。

 

 

なんなんだ!そのしょうもない理由は!

こっちはバスケの日は仕事終わりで忙しいけど、それを押してでも都合つけてるのに!

そんなんじゃあ何やっても続かない人間になるやん!

 

口に出しては言わなかったけど、そんなことを考えているうちに脳内は一気に沸騰状態。
熱い熱すぎる。

こうなると私は止まらない。

怒りつつも精いっぱいの冷静を装い彼に言いました。

 

そんな理由でやめるん?バスケの日はお友達と遊ぶ時間が少なくなることもテレビを見る時間が減ることも最初に言ったやんね?
知ってる。でも鬼太郎もキョウリュウジャーもやっぱり見たい!
…(脳内温度さらに上昇)

 

録画して見ようねって最初に言ったやんね?
だけどやっぱりすぐ見たいし、今日みたいにお友達と一緒に見れる日は俺も行きたい!

 

 

 

ああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ

 

今更何を言っとんじゃ~

 

 

そんなことはバスケを始める時から口が酸っぱくなるほど何度も言ったのに!
それでもやりたいってしつこいほど懇願してきたのは君の方なんやで!

 

たっかいユニフォームも買ったし、合宿も行ったし、何より君自身がバスケが大好きで上手くなりたい一心で家でも練習してたあの気持ちはどこへ行ったん?

言いたいことは山のようにあったけど、言えば言うほどただの暴言になりそうなので我慢。こういうときの私は正論をかざして人を傷つけうる言葉を吐きそうになる自覚があるので、もうそれ以上何もいいませんでした。

 

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でも怒りが収まらなかったから多分頭から湯気出てたんと違うかなって思うほど、脳内はまだグツグツ沸騰してました。

 

旦那登場、仲裁に入る

 

ここで旦那が助け舟に入ります。

旦那
とりあえず辞めるって言うてるから、自分で先生に言わせるわ。

えっ?いいの?そんな理由で辞めても?
旦那
いいとは思わんけど、本人辞める言うてるし。
だけど、それを許すん?

 

 

はい、脳内温度さらに上昇。

長男だけでなく旦那に対しても怒りがふつふつとわいてきました。

旦那
とりあえず今日は俺がバスケ連れて行くわ。その後また話しよう。

 

 

そう言い残しバスケの練習に行った旦那と長男。練習の合間旦那からLINEが来ました。

 

旦那
○○(長男)自分で先生に辞めるといいました。とりあえず2月いっぱいで辞めるんやって。

 

 

はぁ~~~なんだよそれ?

こうなってくるとなんだか怒るのもばからしくなってくる。

 

以下私と旦那のLINEのやりとりです。感情剥き出しでお見苦しくてすみません。

わかりました。

辞めたいならそれでいいって気持ちと、その程度のくだらん理由で辞めるなら、この先何もできない人間になるって気持ちとでいっぱい。

これは完全に私の都合だけど、今までのレッスン代や送迎の労力がアホらしくて怒りが収まりません。

もう水泳もサッカーも全部辞めたらいいと思う。

お金の無駄だしアホらしいわ(*_*)

 

旦那

○○(私)が怒るのもわかるよ。

俺も○○(長男)がいい出した時、またかって思う気持ちと怒りがこみあげてきたからね。

でも冷静に考えたらやりたくないのに無理に続けさせても本人の為にならんし。親のエゴやから。

まあ辞める理由はくだらんけど、みんなと遊びたい気持ちもわかるし、テレビ見たい気持ちもわかるしね。まだまだ子供やもん。

それにバスケもサッカーも水泳もいい経験になったはずやし。辞めたら辞めたで気づくこともあると思うよ。次に何か始める時はそれなりの覚悟でやってもらったらいいんちゃう。

プラスに考えたら月謝も浮くし送り迎えもせんでいいし助かるんちゃう。

 

やる気ないなら意味ないし、好きなだけ遊んだらいいと思う。

だけど人一倍私はエゴが強いからか、すぐには○○(長男)に優しくしてあげれないわ。

別に責めもしないけど、気分が落ち着くまで話をする気分になれません。

 

旦那
 そうやな。

だけど○○(長男)もこたえてるやろうから、そろそろ勘弁してあげたら?

 

勘弁…してあげた方がいいよね。

親なんだし、するべきやんね。

いつまでも気分が切り替えればい私がいけないんだ。

 

理性ではそう思っているのに感情がついていかない。

 

気持ちが整理できない…

頭の中はまだぐちゃぐちゃで気持ちの整理がつかなくて、フツフツ沸き起こった感情が消えない。
いつまでたっても脳内温度が下がらない。
私どうしちゃったんだろう…

 

もやもやした気持ちでいっぱいでしんどくなって脳からあふれ出た感情が、涙に変わる。私はこういう時本当にめんどくさい人間で怒りすぎて気持ちが昂ると泣いてしまうんです。

 

一人で正体がよくわからない感情に困惑し、泣いている頃旦那と長男が帰宅しました。

 

帰宅して早々長男が

バスケやらせてくれてありがとう。でも辞めちゃってごめんなさい。

私にそう告げました。私が泣いていたからか、彼もつられて泣いていました。

 

彼の涙を見て、しょうもない理由でいつまでもしつこい自分に嫌気がさし、ちょっと冷静になってきました。沸騰状態の脳も少し冷めてきた。

 

もう彼を責めるのはやめよう。

しょうがないじゃないか。

やりたくないって言ってるんだもん。

やりたくないことをやらされて嫌な思いする気持ちは私が一番わかってるでしょ?

 

頭の中で自問自答している時、ようやく正体不明のモヤモヤの影がうっすら見えてきました。

 


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 モヤモヤの正体

 

夜になり気持ちを整理したくて旦那にLINEしました。

もう子供も寝てるし直接話せばいいんだけど、言葉で言うより書く方が気持ちを整理できるんです。因みにあまりないけど夫婦喧嘩もLINEでします^^;
(長文なので非吹き出し形式にしました)

 

私→旦那へLINE

夕方LINEした、すぐには○○(長男)に優しくできそうにない気持ちの正体がわかりました。

私もいろんな習い事をやめたけど、そのたびに嫌味を言われてきた。

中学受験の時私は辞めたくても辞めれる空気でなかった時があって、それでもなんとか仕方なくやってきた経験があるからそれが辛かったんだと思う。だからしょうもない理由で簡単に辞めることを許される○○(長男)が私は許せないんだと思う。

 

でもあの子の言い分もパパの言い分もわかるし、自分と同じ思いをさせてはいけないって分かる。

 

間違ったことだけど私と同じ辛さを味あわせることで私の辛さは消えるけど、それは良くないって分かってて辛さを自分の心の中に留めておくことが苦しくて、それがあの子への怒りやわけのわからない涙になるんだと思う。

 

ちょっと次元が違うかもしれないけど、虐待されて育った子どもが親になり子どもに虐待しないことが難しいのと似てるかも。

簡単に辞めることを許すことは、それを許してもらえなかった自分の存在を否定することだから。この気持ちわかるかなぁ…。

 

旦那→私へLINE

わかったよ。

○○(私)の考えが間違ってるとは思わない、確かに一度やり出した事を簡単に辞めるのは俺も嫌いやし。

でも○○(長男)には彼の人生があるから、何でもチャレンジしていろんな可能性を見つけて欲しいとも思う、俺はそういう事が出来なかったから。

自分と同じ様になって欲しい気持ちと自分と同じ様になって欲しくない気持ち、両方あるのが親だしそれでいいんじゃないかな。

 

このLINEを見て気持ちがすーっと落ち着いてきた。

 

ようやく脳内鎮火

 

落ち着いたかと思いきや今日一連の流れを反芻し自己嫌悪に陥りまた少し泣いて、何本かビールを飲んで少しうたた寝して、ようやく…やっとのことで鎮火。

私という人間がめんどくさいのはわかっていたけど、これほどめんどくさいって感じたのは久しぶり。

 

両親に愛されて育ったし、それなりに幸せな家庭だったけど、親からの期待が強すぎたのでそれがしんどかった記憶が多々あります。

アダルトチルドレンにあてはまるかもしれません。(松原潤一さんの記事を参照させていただきました。)

 

それをそのまま長男にぶつけるのは簡単だけど、それはただの不幸な連鎖であって私が止めないといけない。頭でわかっていてもそれを実践することがいかに難しいのか考えさせられる出来事でした。

 

私の母もかなりヒステリックに怒ることが多々あったけど、父は仕事で家にあまりおらず、両方の祖父母からも離れて住んでいたので誰も止める人がいなかったんだろうなって思う。

 

幸い私は違う。私の父とは比べ物にならないくらい旦那がそばにいてくれて一緒に子育てに向き合ってくれている。

そして彼は私のように感情的でなく思慮深い人間。めんどくさい私を受け入れてくれるこの人がそばにいてくれて本当によかった。心から感謝。

 

気分が落ち着いた翌日

習い事辞めるんなら浮いたお金でジムでも行こうかしら、はたまた美味しいものでも食べに行こうかなぁなんて思えるようになってきました。

だのに!

 

ママは全部習い事辞めたらって言ったけど、やっぱり進級したばかりだから水泳はがんばろうかなぁ。

だとか

やっぱり本当はバスケ好きだし、合宿また行きたいねん!

 

なんて言ってくれるもんだから…

 

もう怒りとかそうの通り越して、好きにしたら~の境地に。

いちいち彼の言動に振り回されてたら神経持たないわ!

 

長男と旦那と私3人でよく話し合って結果

  • ずっと辞めたいと言い続けてたサッカーはやめる。
  • バスケと水泳は継続する。
  • だけどやると言った以上はやめない

と決めました。

 

いつまで続けるのか目標を定めることを今までしてこなかったので、今回改めてそれについても話しました。水泳はもちろん、彼の習っているバスケはスキルに応じて級の設定があるので、どちらも目標の級に到達するまでは頑張るそうです。

 

まとめ

今回の出来事で私が反省すべきことは、

  1. 安易に習い事をさせすぎたこと
  2. 習い事を始めるにあたっての懸念事項を事前に一度や二度説明したとしても子供は実際にやってみないと何が起こるかわからないのにそういう考慮が欠けていたこと

 

この2点でしょう。

だから長男が私の期待や予想を外れた行動を取った時に猛烈に怒りが込み上げてしまったんだと思います。

 

これまでのように送迎やってるんだから月謝払ってるんだから頑張ってもらわないと!っていう力みは少し脇に置いておいて、陰ながらひっそり応援しよう。

 

先ほど2度目バスケの合宿から帰ってきた長男。

キラキラした目で合宿の話をたくさんしてくれました。その瞳はやっぱり輝いて見えて、それを見たら今はもう十分、お腹いっぱいの気分。

 

「楽しい」「面白い」をたくさん経験してみよう。

その積み重ねが何かを続けることの原動力になるんじゃないか?とふと思った春の一日でした。

 

 

おしまい

(といいながらこの後考えたことについて次の記事で書きます。)

鬼太郎大百科 [ 水木しげる ]


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ABOUTこの記事をかいた人

浜田 綾

ライター/コピーライター/エッセイスト 1981年生まれ 大阪府高槻市在住 企業で10年間ビジネス文書の作成に携わる。 同年7月電子書籍「ペコのプチエッセイ」を出版。 編集者、コピーライターとして活動の幅を拡大中。 幻冬舎・箕輪厚介氏主催の箕輪編集室にて「嫌われ者たちのリレー式コンテンツ会議」の編集リーダーを務める。2017年6月に「コトバノ」という屋号でフリーランスとして開業。