私を救ってくれた「彼」の誕生日でした

 

暖かい春の陽気が続いています。7年前の今日もよく晴れた暖かい日でした。

今日は私にとって大切な「彼」誕生日です。(公開が遅れたので昨日の話になりますが…)

 

彼がやってきた日のこと

パワハラ上司に苦しんでいたOL時代

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27歳で結婚した私は結婚後も同じ会社で働き続けていました。

 

仕事が好きで続けたいって気持ちは無かったけど、主婦業と両立できる範囲の職務内容だったし、収入は多いに越したことがないから辞める理由が見当たらなかったんです。

 

だけどちょうどその頃部署の移動があって運悪くパワハラ上司の下で仕事をする羽目になり、毎日疲弊していました。

パワハラ上司は仕事で少しでもミスすると恫喝するタイプ。

私が知る限りその上司の下で仕事をした部下のうち3人が立て続けに退職し、うち一人は精神のバランスを崩してしまっていました。

 

半ば腰掛気分で働いていた私がそんな上司の要求にこたえられるはずがなく、辞めたいなぁって何度も思っていたけど、なかなか実行に移せませんでした。

 

「やっぱり5年くらいは続けないとすぐに辞めるやつだって思われて次が見つからないかも…」○年神話ってやつを真に受けていました。自分に自信がなかったゆえ辞めたいのに辞められなかったんです。今から8年前2008年の話です。

 


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彼を授かったことを知った瞬間

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その年の夏は自分へのご褒美として有給休暇を利用し、友人と一緒に茨城県のひたちなか市で開催されているロック・イン・ジャパン・フェスティバルに3日間行きました。

広大で美しい公園の中で、美味しいごはんを食べつつビールを飲み、大好きな音楽を1日中聞いていられる環境は最高で夢のような3日間でした。

 

休暇があけて仕事に戻った日、体調を崩しました。有給休暇明けの出社時に体調を崩すなんて最悪のパターン。

休んだ分仕事をこなさないという焦りがあったし、微熱程度だったので出勤しました。

だけど次の日もその次の日も熱は下がらない。不思議なことに微熱が続くだけで咳とか喉の痛みなどの風邪症状はありませんでした。

 

ここでようやく「もしかして?」と思い、妊娠検査薬で判定すると陽性。慌てて産婦人科に行くとちょうど妊娠5週目でした。

 

「彼」を授かったことを知りました。

 

 

因みによくドラマでは「うっ」って吐き気を催してで妊娠発覚ってシーンがお決まりですが、私は2回ともそういうことはなかったです^^

皆がああいうわかりやすい妊娠発覚シーンではないと思います。

 

9週くらいで心拍が見えたタイミングで上司に報告し、相談した結果引き継ぎが出来次第退職することにしました。でも結局ごたごたが続き出産の2週間前まで働いていました。

育児休暇を気兼ねなく取れる職場でしたが、もうここで働き続けたいって気持ちはなかったのでやっと辞める決心がついたんです。

 

彼が背中を押してくれたんだ。

 

 

あのままパワハラ上司との仕事を続けていたら、私も心や体に支障をきたしていたかもしれません。

しんどさがピークの時は会社に行くのが嫌すぎて電車の中ですすり泣いているときもありました。うん、あのまま続けてたら私危なかったな。

 

後に私は次の子がなかなか授からず苦労したのですが、この時はあっさり妊娠したことを考えると、彼が私を救うためにやってきてくれたのかも…そんな風に思えます。

 

彼に助けられたこと

 

妊娠期間中職場でも彼が私を助けてくれた印象深い出来事がありました。

 

仕事上のとある件で他部署のIさんが執拗に私に食って掛かってきた時がありました。

私は上司の指示で職務を行ったまでで、何か文句あるならその上司に言ってくださいとさんざん言ったのに、なぜか私にばかり内線電話で延々文句を言ってくるのです。

多分上司に言うよりも私の方が文句を言いやすいと感じたのでしょう。

 

 

何回説明してもIさんは納得せず、むしろ口調はきつくなる一方。

頭に血が上った私は会話の途中でしたが受話器をガチャンと置き、電話線を内線電話から引き抜いた記憶があります。(若かったので今よりも血の気が多かった…)

 

 

内線が不通になったことにさらに怒ったIさんは私の部署まで来て乗り込んできて私と直接バトルになったわけですが、この時もやっぱり私を救おうとしてくれたのは「彼」。

エキサイトしている私をなだめるべく、これまでに感じたことのないくらいの強さで「ぼこぼこぼこ~」ってお腹を蹴り続けていました。

多分「ママ抑えて!落ち着け!」って言ってくれていたんだと思います。おかげで正気に戻れました。

 

 

本来なら彼を守らないといけない立場の私なのに、助けてもらうなんて情けない話です。妊娠期間中一度だけ疲労でダウンしましたが、後はトラブルなく仕事をすることができたのも彼がお腹でお利口さんにしていてくれたから。

 

ぎりぎりまで働いていたので、お腹の中は居心地がよくなかったかもしれないのに、よく頑張ってくれました。

 


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 長男が7歳になりました

 

そんなこんなで2009年の3.月末で仕事を辞め、4月15日14時23分に彼はこの世に生まれました。

 

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そして彼は今年で7歳になりました。
長々と勿体付けた表記をしましたが、「彼」とは我が家の長男です。

 

私たち夫婦の元に生まれてくれてありがとう。

 

母親である私が彼を守らないといけないのに、生まれる前から私を助けてくれてありがとう。そしてごめんなさい。

 

 

今でも
家屋内に現れたクモや青虫程度なら率先して捕まえて外に逃がしてくれます。

そういえばG(表記するのも嫌いなのでこうしておきます)の捕獲はまだできないから、そのうちマスターしてもらおう…

最近は力がついてきたので買い物の荷物も進んで持ってくれます。

次男が癇癪を起した時の対応は実は私よりも上手で、いつもその神対応に感謝してます。

kyoudai

 

 

本当はちゃんと誕生日にこの記事を仕上げるつもりで書いてたのに、まとまらなくて今日になってしまったけど…

7歳のお誕生日おめでとう!

 

niini-cake

 

 

 

これからもたくさん話をしてたくさんお出かけして「楽しい」って思えることをいっぱいしよう。

 

何年かして、そのうち大きくなったら口も利いてくれなくなる時がくるでしょう。そんな時があってもいいと思う。

 

だけどどんな時でもパパもママもあなたの味方だし、そんな時期に人生に悩むことがあったら、死にたいくらい辛いことがあったら今度は私が全力で命をかけてでもあなたのことを助けます。守ります。

 

超個人的なただの日記をわざわざブログに書くのは、いつか彼が成長した時に読んでほしいから。

 

あっては困る話だけど、もしも私が突然不慮の事故とかで死んだとしてもブログならずっと残るのでこういう気持ちも書いておこう。それがブログのいいところ!

 

 

明日は雨が降るみたいなので、何をしようか?エネルギーを持て余した彼とどうやって遊ぼうかなぁなんて考えながら今日は眠りにつきます。

 

 

 

おしまい


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ABOUTこの記事をかいた人

浜田 綾

ライター/コピーライター/エッセイスト 1981年生まれ 大阪府高槻市在住 企業で10年間ビジネス文書の作成に携わる。 同年7月電子書籍「ペコのプチエッセイ」を出版。 編集者、コピーライターとして活動の幅を拡大中。 幻冬舎・箕輪厚介氏主催の箕輪編集室にて「嫌われ者たちのリレー式コンテンツ会議」の編集リーダーを務める。2017年6月に「コトバノ」という屋号でフリーランスとして開業。