暑くて暑くて…、うだるような暑さに毎日へたっていました。

私にとって二つ目の大事な「彼」がやって来たのも良く晴れた暑い日でした。

 

彼がやってくるまで

 兄弟が欲しかった!

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長男を出産後、ごく自然に次の子供が欲しいと思いました。

 

私は一人っ子で無いものねだりなのですが、兄弟に憧れていました。結婚したら絶対に兄弟を!そう考えていました。

 

長男は結婚して半年くらいですんなり妊娠したので、同じ感覚で過ごしていました。だけど1年経っても2年経っても妊娠しない。

 

長男が3歳になった時に、何か問題がないか調べてもらおう、それくらいの気持ちで不妊専門のクリニックに行きました。検査の結果、私にも旦那にも不妊の要素はある。だけど決定的に何かが悪いわけではない。

何ともすっきりしない結果でした。

 

だけど妊娠しない状態が長く続いているのであれば、それは不妊であり、私たち夫婦が子どもを望む決断をしたので、二人目不妊の治療が始まりました。

 


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 不妊治療、体外受精へのステップアップ

 

そうこうしている間に周りのママ友はどんどん二人目、三人目を妊娠していきます。

 

「おめでとう!」って思うのは間違いなく本心なんだけど、やっぱり心のどこかで「いいなぁ」とか「どうして私じゃないんだろう?」そういう気持ちがあったのもまた事実。

 

人の幸せを素直に喜んであげられない、そういう自分に失望してしまい自分が嫌になしまったこともよくありました。

 

 

 

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不妊治療は最終的に体外受精までステップアップしました。

体外受精はタイミング法や人工授精とは、治療にかかる費用、通院頻度、体への負担何もかもが桁違いです。

 

 

長男を同伴して病院へ行くことはできないので、彼の預け先を確保しつつ、仕事をしつつ、ママ友のおめでた報告に複雑な気分になりつつ、薬の副作用の肌荒れやむくみに悩む。

それだけでもしんどいのに、治療がうまくいかないとウン十万吹っ飛ぶわけです。

 

「努力すれば、頑張れば報われる。」

世の中の多くの事象がそうであるけれど、不妊治療においては全くそれが通用しません。

 

頑張ったっていくらお金をかけたって必ず妊娠できるわけではない。

デリケートな問題だから、なかなか言えないだけであって、ゴールの見えない状態で苦しんでいる人はたくさんいるんです。

 

 

 

私は運がよくて1回目の体外受精で妊娠しました。

 

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その後出血が続き不安定な時期があったけど、なんとか出産まで持ちこたえてくれた。

出血が続いている間は不安で仕方なくて妊活、不妊治療をしている人あるあるですが、妊娠検査薬を大量に買い込み、毎日判定していました。

 

彼は野性的というか体が丈夫で生命力が強いのですが、それはお腹にいるときからなのかもしれません。お腹の中でもお利口さんでよく頑張ってくれました。

 

 

次男が3歳になりました!

 

2013年8月24日彼はこの世に生まれました。

「彼」とは我が家の次男です。

4月には長男が誕生日だったことを記事にしたので、平等に、今日は次男の誕生日のお話し。

 

3歳のお誕生日おめでとう!

 

 

次男の可愛さを記録しておきます

次男は、愛嬌の塊で可愛くて可愛くて…仕方がない。

手前味噌ですが、愛嬌の良さで近所でもアイドル、いやマスコットキャラクターのように可愛がっていただいています。

 

めちゃくちゃ人見知りで場所見知り。(巨大な仮面ライダーアギトにビビッて涙)

hitomishiri

 

慣れてくると図々しく、むしろちょっと乱暴なくらい、絵に描いた内弁慶。
(ハンマーを手にご機嫌!この後頭叩かれました( ;∀;))

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たどたどしいカタコトでおしゃべりする姿がたまらない。

 

裸足大好き、外遊び大好き、自然大好きの野生児でめちゃくちゃ健康優良児。(芝生で転がる兄弟)

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生まれてこの方発熱したのはたぶん2回くらい。

甘えん坊でぱぱの抱っこが大好き。

なぜか私のシュシュ、服のタグが大好きで、お守りのように触りながら眠りにつくという、本当にもう可愛いやつ。

 

 

イヤイヤ期はまだ収束しておらず、気に入らないことがあると全身で抵抗し、釣りたてマグロのように激しく暴れる。

めんどくさいわー、そんな気持ちになることもあるけど、それでもやっぱり可愛くて仕方がない。

ずっと2歳でいたらいいのに!そんな気持ちにさえさせられる。

きっと彼が大人になっても私はずっと2歳のままの感覚で接してしまうんだろうなぁ。

 

 

兄弟を作りたい。兄弟のママになりたい。そういう想いを叶えてくれたのが彼。

会いたくて会いたくて仕方がなかったのが彼。

私のワガママを叶えてくれてありがとう。

 


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不妊治療、体外受精に対する偏見

授かる方法、出産方法に優劣なんてない!

 

残念なことに不妊治療、特に体外受精に対する偏見が世間ではまだあるようです。

そんな偏見の目があるならば私は断じて許さないし、そんな視線は粉々に粉砕してぜーんぶ根絶してやりたい!

 

人間が平等だというならば授かる過程に優劣なんてない。

もっと言えば出産方法にも優劣なんてない。

 

体外受精して帝王切開で生まれた次男。

授かる過程も出産方法も自然に反している私たち。

 

自然に妊娠してナチュラルなお産にみんな憧れるし、私もできたらそうありたかった。

だけど叶わない人だってこの世にはいるわけで、それは何も恥ずかしいことなんかじゃないんです。

 

 

不妊治療のしんどさ=その子に会いたかった気持ちの大きさ

 

不妊治療はデリケート問題で言いたくない人、人に知られたくない人がたくさんいるってことは分かっています。だから別に言わなくていいんです。

 

私は治療という選択をして子供を授かり、「書く」ということを仕事に選んだ私の務めだと勝手に使命感を感じたから書きました。

 

 

治療してしんどかった体と心、たくさん出て行ったお金、これはもうそのまま全部彼に会いたかった気持ちの大きさ、私はそう思っています。

 

彼は、次男は、あなたはそれだけ望まれてこの世に生まれたんだってことを大きくなったら知ってほしいのです。

 

長男も次男も等しく可愛いけど、その点において次男には本当に感謝しています。

 

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生まれる前から私の望みを叶えてくれたので、後は何も望まない。

人見知りだろうが、やんちゃだろうが、何でもとことん付き合う覚悟はできています。

 

 

「はらぺこかぞく」の子育て論

 

長男と次男、可愛い二つの宝物。

この宝物たちに日々全力で向き合うことが私たち夫婦に課せられた使命。

 

完璧である必要はないし、育てるんだって気負う気持ちは実はあんまりなくて、一緒に成長している感じ。

 

家族で遊ぶように生活し、学び、仕事をする。

だから生きることは楽しいし、学ぶことも楽しいし、仕事も楽しい。

私たち夫婦がそれを実践することで、彼らも何かを感じてほしい。

 

それが私たち家族の生き方であり子育ての仕方。「はらぺこかぞく」という家族、チームの理念なのです。

 

 

おしまい

 

 


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2 件のコメント

  • こんにちは。
    息子さんのお誕生日おめでとうございます。
    想像しただけで可愛くてニヤついてしまいましたw

    不妊治療について書かれていることに共感できるところが多く、「そう!そう!」と頷きながら読みました。
    私は不妊ではないのですが不育症で、妊娠中は検査薬で陽性が出てから正期産の前日まで1日2回自己注射をして過ごしたので、所謂「普通の」妊婦生活は送れませんでした。

    生殖医療に対する偏見が多いことも、実際に経験したのでよくわかります。
    あれこれ言ってる方には本当に「余計なお世話だ!!!」と言いたい。
    子供が欲しいという気持ち、では実際どこまで治療を受けるのか、いつまで治療を続けるのか、それは夫婦で相談して決めることであって、他人が口を挟むことじゃない!

    産まれた赤ちゃんを大切に思うのは治療を受けた人でもそうでない人も同じでしょうし、妊娠の仕方やお産の仕方なんて関係ないんですよね。

    治療をしている人が意外と多いんですけど、デリケートなことなので内緒にしている場合が多いので、なかなか認知されないっていうのが現状なんですかねぇ。

    • ありふぉーさん、遅くなりましたがコメントありがとうございます^^

      大変な経験をされたのですね。
      どちらが大変って比べるものじゃないけど、でも個人的には不育症の方が大変で辛いことたくさんあったのでは?と思います。

      自己注射は私も体外の時にしました。慣れてしまえばなんてことないけど、最初は抵抗というかドキドキしましたね。
      「じ、自分のお腹に注射だとぉおーーー!?」って驚いた記憶があります^^;

      私は不妊治療に関しては割とオープンにしてて、幸い嫌なことを言われませんでしたが、私の親しい友人は心無い言葉に傷ついた経験があるようです。
      帝王切開について文句いう人は…会社に一人だけいましたね、無神経な輩が。人間性疑いますよね。

      仰る通り治療も出産も個人的なことなので言いたくない人はこっそり胸にしまっておいたらいいと思うのです。
      私は言いたがりの書きたがりの人間なので(笑)
      こういう人がたまにはいてもいいかと^^

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    ABOUTこの記事をかいた人

    浜田 綾

    ライター/コピーライター/エッセイスト 1981年生まれ 大阪府高槻市在住 企業で10年間ビジネス文書の作成に携わる。 同年7月電子書籍「ペコのプチエッセイ」を出版。 編集者、コピーライターとして活動の幅を拡大中。 幻冬舎・箕輪厚介氏主催の箕輪編集室にて「嫌われ者たちのリレー式コンテンツ会議」の編集リーダーを務める。2017年6月に「コトバノ」という屋号でフリーランスとして開業。