生きること、お金に対する私の信念

 

お金って大事ですよね。

「節約=善行」そんな風潮の世の中ですもんね。

もちろんそうです。お金は大事だし、無駄遣いはよくない。

 

お金は大切だけど、実は私は節約にはあまり興味が無くて、価値を感じたものにはお金を惜しみなく使いますだけど全くお金に対する不安は無くて毎日すごく幸せです。

 

「どうしたら節約できるか」を書いている情報はググればネットに書いてますが、お金に対する不安がない人間がいてその理由を書いている情報は少ないように思います。

 

私がなぜお金に対する不安がないのか、お金のことで不安な気持ちを抱えているあなたにお話しします。

 


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お金ってどうして貯めないといけないの?

 

そもそもお金ってどうして貯めることが必要なんでしょうか。代表的な事例とそれに対する私の見解を書きます。

 

教育費

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可能な限り教育費はかけてあげたいです。

 

私が子供に学力以上に身につけてほしいことは、

 

「強い心と体を持つこと。」

 

これがあれば基本どこでも生きてゆけるし、お金を稼ぐ力があるはずなのです。

 

 

私が費用を投じたいのは行き過ぎたお勉強じゃなくて、

  • 体を強くする運動
  • 健康につながる食事
  • 心の栄養につながるかもしれない体験

 

つまり心と体を強くするためのもの。我が家がお出かけが多いのはそういう理由だったりもします。

 

 

老後の資金

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これも大事ですね。

だけどそもそも老後って等しく全員に訪れると思っていますか?

 

「人の命なんていつ終わるかわからない、だから悩んでる暇なんてない」って書かれているこの記事。

一緒にお仕事させていただいてる、ストレスフリーナビ編集長 森惇さんの大好きな記事です。

 

私もまさにこの感覚。人間なんて本当にいつ死んでもおかしくないんです。だからあるかどうかもわからない老後の資金を過剰に心配する必要はないのかなと。

 

 

家、車のローン

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頑張って手に入れたお気に入りの愛車。家族の夢が詰まったマイホーム。どっちも大事ですよね。

 

だけどそれを維持するために毎月の支払いが苦しく、家計が火の車ならはっきり言って本末転倒です。

 

私ならどうしても苦しくなったら、どっちも売ってしまいますね。家族が元気で笑って暮らせたらそれだけで十分。

 


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 私がお金に対する不安がない根拠

 

プロフィールにも書いてるし、記事にもしたことがあるので、自分の不幸自慢をすることは好きではありません。でもこのような考えに至る根拠として私の体験談を書きます。

 

私が結婚するまでの人生において重要な体験が2つあります。どちらも大好きな父が深く関わっています。

 

 

1つ目は父親が勤めていた会社が倒産し夜逃げしたこと。

2つ目は父親が死んだこと。

 

 

父親が勤めていた会社が倒産し夜逃げしたこと

13歳の時の出来事

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私が中学2年生の夏休みのことでした。

 

父親は経営者ではありませんでしたが、会社の役員でした。それ以上は書けないし書かないけどとにかく非常事態でした。

 

 

当時13歳の私の身に起こったことは、

 

「今日で○○さんは、どこどこの学校へ転校します。さようならー。」みたいな普通の転校ができなかったこと。誰にもさよならを言えないまま好きだった友達、部活から離された悲しさ

 

 

それまで一人っ子でそこそこお嬢様で育てられた環境から、家もお金も一気に何もかもなくなってしまった惨めさ

 

 

親戚の家にしばらく厄介になっていたので、景気のいい時は皆あれだけ父に群がっていたのに、手のひらを返したように態度が変わる彼らへの不信感。(簡単に言えば「蛍の墓」に出てくるの親戚のおばさんのような感じです。)

 

 

そういう事態を結果的に引き起こした父への怒り。しばらくはそれしかありませんでした。

 

 

私が今でも

すぐに人の顔色を窺う癖があること
人の好き嫌いが激しいこと
他人に対して異様に警戒心が強いこと

 

そういう性格であることは、この時の出来事と父がものすごい教育熱心で、過剰に期待を押し付ける育て方をしたことだと思っています。

 

でも「私はこういう生い立ちだからこういう性格で仕方ないんだ」っていつまでもひねくれるのはカッコ悪い。何より自分自身がしんどいので変えたいと思ってます。ブログを書いてるのは自分の感情を解放し、自分を変えることができる手段だからです。

 

(因みに、今の自分の性格があるのは、私自身は父の育て方しか思い当たる節がありませんでしたが、夜逃げした経験も大きいはずだとホメオパスの世良純子さんに指摘され、今振り返るとそうなのかもしれないと感じています。)

 

 

お金が無い経験は果たして不幸だったのか?

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これらは当時の私にとって世界が足元から変わるくらい大きな出来事だったけど、今となっては大したことではありません。

 

感受性が強くなったし、人を見る洞察力が養われる経験につながったと思っています。

 

 

それに夜逃げして家族で息をひそめてひっそり暮らした時期は必ずしも全部悪いことばかりではなかったのです。

 

会社が危うい状態だったからか、倒産する2~3年前父は単身赴任していて家にいた記憶はありません。

 

何もかも無くなった後小さなボロボロの家で過ごした時間は、大きくなってから父とゆっくり話す機会がなかったので、家族が向き合う良い時間になりました。父とたくさん話をしながら過ごした時間は結構楽しかったのです。

 

 

ここから導きだされることは、

 

お金だけあれば幸せとは限らない、極端にお金が無い経験でも幸せだったと感じることもある。

 

 

 

 父親が死んだこと

父の死

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もう一つのターニングポイントはその父が死んでしまったことです。

 

私が大学受験の真っ最中に肝臓がんの闘病をしており、若さゆえ進行が早く43歳で亡くなりました。

 

父の私への教育熱心病は生活が安定してきた頃また再発し、私の大学受験に対しても熱心を通り越して超おせっかいでした。

 

家族を残して死ぬってだけでも勝手なのに、ずっと教育パパだった父へ大学合格という結果をお見舞いしてやりたかったのに、愛する娘の合格発表の前日に死んでしまうなんてどこまでも自分勝手な人だと思います。

 

 

ここから導き出されることは、

 

人間本当にいつ死ぬかわからない。

等しく全員に老後があるかもわからない。

生きている時間を楽しく悔いなく過ごすべきだ。

 

 

父の死を通して感じた事、自分らしく生きること

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父は情に厚く、人望があって、賢く、仕事のできる野心家でした。

もっとやりたいことがたくさんあったはずなんです。

それを叶えることなく、すべての無念を胸に抱えたままストレスに押しつぶされて死んでいった父のことを思うと、「自分らしく生きることって何だろう?」ってことを考えるきっかけを与えてくれました。

 

 

父のせいで夜逃げしたこと

父が死んだこと

今振り返ってどっちが辛かったかと言うと、父が死んでしまったことだと即答します。

 

夜逃げしたことは、大酒飲みだった父と「そういえばあんなこともあったよねー」って酒のあてにでもして笑い飛ばすことができたら、それで完全成仏できたんだろうと思います。死んでしまった今となってはそれも叶わぬ夢になってしまいましたが…。

 

 

 生きること、お金に対する私の信念

 

二つの出来事を通して私が言いたいことは、

 

 

私たちはお金を握りしめて死ぬことなどできないのだから、私は子どもにもお金を遺すというより生きる力、稼ぐ力をつけることに投資したい。

 

お金が無いのは惨めだけど、だからといってお金の無い暮らしが必ずしも不幸とは限らない。

 

お金がどうしても足りなくなったら家だって車だって全部売ってバイトでもなんでもすればいい。頭ではわかっていてもそれが実行出来ない人は、見栄やプライドが捨てられないからだと思う。

 

死ぬことに怯えて悲観する人生は嫌だけど、生きていることが当たり前だとは思いたくない。だから本当に1日1日楽しく生きたいし、楽しいと思えることにお金を使いたい。

 

お金に振り回される人生は嫌。お金っていうのはがんばった結果としてついてくるものだから、後でコントロール(貯金)すればいいもので、お金にコントロールされて生きたくない。

 

 

とはいえ我が家も保険に入ってるし、ほんのちょっとだけ蓄えはありますよ。節約に興味のない私に代わり夫が節約家なのでうまくいっているのかもしれませんね。

 

 

所詮夫に養われてる嫁の独り言かもしれません。だけどうちの夫もフリーランスなので不安定なんですよ。数年前、超激務なブラック整骨院に彼が勤めていた時よりも今の方が断然楽しくて幸せです。

 

 

大多数の意見ではないのかもしれないけど、お金に対する心配、不安、恐怖心…。

 

そういうものが無くなる考えの助けになればいいのかなという思いを書きました。

 

生きること、お金に対する私の信念を熱く綴った記事に最後までお付き合いいただきありがとうございました^^

 

 

 

おしまい

 


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ABOUTこの記事をかいた人

浜田 綾

ライター/コピーライター/エッセイスト 1981年生まれ 大阪府高槻市在住 企業で10年間ビジネス文書の作成に携わる。 同年7月電子書籍「ペコのプチエッセイ」を出版。 編集者、コピーライターとして活動の幅を拡大中。 幻冬舎・箕輪厚介氏主催の箕輪編集室にて「嫌われ者たちのリレー式コンテンツ会議」の編集リーダーを務める。2017年6月に「コトバノ」という屋号でフリーランスとして開業。