最近雨が多い。もうちょっとしたら梅雨に入るからまた雨ばっかりなんだろうな。
別に雨が嫌いなわけではないんですが、何が嫌って私くせ毛なので雨の日はいつも以上に髪の毛がうねるんです。
今日は私が自分の中で大嫌いだった「髪」と「耳」の話
スポンサードリンク
ずっとくせ毛が嫌だった
ドライヤーが手放せない人生
小さいころからずっとくせ毛が嫌でした。
私の中で「可愛い女の子=サラサラのストレートヘアー」の図式が出来上がっていて、そこから外れている自分がずっとコンプレックスでした。
一応ドライヤーでブローすれば何となくはストレートになるので、自分の外見を意識するようになった小学校高学年から去年くらいまではお風呂上りのドライヤータイムは私にとって欠くことの出来ない時間でした。
旅行に行く時にもまずチェックするのは宿泊先にドライヤーがあるかどうか、だってもし無かったら自分のを持っていかないとボサボサの髪の毛をさらすことになるから。
高校生の時には縮毛矯正もやってみましたが、なんだろう不自然すぎるくらい毛先がピンとした仕上がりになり変でした。
加えて後で述べますが、私耳が前を向いているので縮毛すると耳だけがぴょこんと飛び出た感じになって…もうねーエイリアンみたいで最悪でした。
せっかくお小遣い握りしめてした縮毛矯正ですが、結局ずっと髪の毛くくってごまかしました。
意識が変わったきっかけ
そんな風に34年間ずっとくせ毛と付き合ってきた私ですが、意識が変わったのは去年、きっかけは本当にちょっとしたことでした。
次男が生まれてからは毎日時間がなくて、昔はあんなに時間をかけていたドライヤータイムも忙しさからついつい適当になってしまい、結果朝起きたらうねったくせ毛がさらに広がって最悪な状態になっていて、それをごまかすためにこの頃はずっと髪の毛を結んでいました。
だけどある日の朝、長男が些細なことで拗ねて幼稚園に行く、行かないでぐずぐずしてて、下の子も機嫌が悪く、でも私も仕事いかなきゃって日があって本当に時間がなくてあろうことか髪の毛を結ばずに会社に行った日がありました。
同僚でめっちゃ可愛くておしゃれなAさんが私を見て一言
…う、うらやましいだとー!?
多少の社交辞令を含んでいたのかもしれないけど、はっきりした物言いをする子なので、その言葉は決して嘘には聞こえなくて、うれしはずかし…いや実は内心うれしいが勝ってたかな。
その一言がうれしかったこと、それから朝早起きが苦手でいつも時間がなくてバタバタするのでそれ以降はちょっとした近所程度であればブローしないまま、そのままの状態で出歩いてもいいかなって気分になってきました。
するとばったり出会ったママ友からは「えー地毛でそれって可愛いよ」なんて言っていただくことがちらほらあり…うん、このままの髪型もアリなんだなって思うようになってからは気にならなくなりました。
何て単純な人間!
今までは美容室に行くと美容師さんから「くせを上手にを生かしたら可愛い感じになるし、もっとスタイリングが楽になりますよ」って何度も言われたとがあるのに、自分が嫌って思ってるときは何言われても気が変わらないので、最後にブローしてもらうときはいつも必ず「ストレートにしてください」ってお願いしてました。
だけど最近は「くせ毛なので、それを生かしてゆるーいウェーブになるようにしてください」って言えるようになった。
自分の欠点を好きになれた瞬間。
立ち耳が嫌(現在進行形)
立ち耳とは
もう一つわたしの外見で特徴的なのは耳が立っているというか前を向いていることです。
耳自体のサイズは普通だし、耳たぶが大きいわけでもないからいわゆる福耳ともちょっと違う。
ググってみるとこういう耳のことを「立ち耳」と呼ぶそうです。
『立ち耳』というのは、頭に対する耳の角度が一般の人より急についている状態。そのために耳が大きく見え、目立ってしまうのです。顔全体のバランスを崩してしまうほか、人の視線がまず耳へ行ってしまうため、それが気になって精神的ストレスになる場合もあります。http://www.takasu.co.jp/operation/ear/tachimimi.htmlより引用
まぁ確かにねー、気になる人は整形手術するらしいですよ!
私はさすがにそこまでは気にしてないかな。
キリスト教圏では、立ち耳は“悪魔の耳”といわれて敬遠されるため、小さい頃に治してしまう習慣があります。http://www.takasu.co.jp/operation/ear/tachimimi.htmlより引用
そーなんだ!調べるんじゃなかった…ちょっと悲しくなってきた。
小さなころからご近所さんに
とかいろいろ言われたりしました。
褒めてるつもりなんでしょうが、本人は気にしているわけでそっとしといて欲しかった。
幸い私はそれが原因でいじめとかにはならなかったけど、からかわれてもおかしくない要素ではあるもんなー。
くせ毛と違ってデメリットしか感じないから、今も好きにはなれなくて現在進行形で好きになろうとしているところっていうのが正直な心境です。
ではなぜそう思うのか?
それは…
長男も同じような耳をしているから!長男は全体的に私に似ていて耳までも遺伝してしまったようです。今のところ友達に何か言われたとか聞いたことないけど、そういう可能性もあるわけで、自分のことを卑下してほしくないから、じゃあまず私自身が好きにならないとね!ってことで意識を変えているところです。
スポンサードリンク
こうなる運命のもとで生まれてきた
Glee×born this way
私が大好きなアメリカのドラマに「glee」というのがあるのですが、gleeのseason2のエピソードで「born this way」という回があるんです。
このタイトルは言わずと知れたレディーガガのヒット曲に由来しています。
【輸入盤】Born This Way [ Lady Gaga ]
|
gleeはseason1はエイティーズを中心とした楽曲の取り扱いが多かったのですが、ドラマがヒットして以降劇中で取り上げられた曲が再ブレークするという現象が続いたのでseason2以降はアーティスト側からラブコールを贈るようになったらしく、このborn this wayも曲の発売とドラマのタイミングがほぼ同じ、つまりドラマが曲の世界を表す格好のプロモーションという位置づけになっています。
glee/グリー シーズン2<SEASONSコンパクト・ボックス> [ Matthew Morrison ]
|
自分なりの美しさと共に生きること
この回は欠点も含めた自分にしかないもの、だけどそれが自分なりの美しさ、個性でありその個性とともに生きていくんだっていう強いメッセージが込められてて大好きなエピソードです。
ちょっとネタバレすると主人公のレイチェルという女の子が鼻を整形するかどうかに端を発して、自分たちの個性について考え、その個性をT-シャツにプリントしてパフォーマンスしているんです。
このMVの最後の方に出てくる子がレイチェルで、ちゃんと「NOSE」ってTシャツに書いてあります。
だから私にとって欠点だけど私なりの美しさで個性である部分は「くせ毛」と「立ち耳」この二つ。
そりゃーね、サラサラストレートヘアもごく普通の耳も100パーセントうらやましくないかと言えば嘘になる。
だけどこの個性とともに私は生きていくって開き直ったら何だか気が楽になってきた。
自分の欠点で変えられないけど自分らしい部分、それをもっと受け入れられるようになったら自分のことをもっと好きになれて、結果他の人にも優しくできるのかもしれない。
自己受容できることは人生を楽しむための攻略法なのかもしれない、そんな風に思いました。
おしまい
スポンサードリンク
コメントを残す