前回は息子が習い事を予想外の理由で辞めたいと言い出し、それに戸惑い怒り葛藤して受け入れるまでの顛末を書きました。
前回の記事
習い事に対する考え方は家庭の数だけ選択肢があり、絶対的な正解はないと思います。
「せっかく始めたことだからできれば続けてほしい」「でも気持ちが続かないのなら辞めるべきなのかな」の間を行ったり来たりしてて、そんな迷える私に救いの手を差し伸べてくださる方がいたので、まずはその紹介から。
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「人生楽しんだもん勝ち♫」のsachikoさんより、素敵なアドバイスをいただきました
いただいた感想の中でも特に興味深く、私の記事を読んでのアドバイスを書いてくださった「人生楽しんだもん勝ち♫」のsachikoさんには感謝の気持ちでいっぱいです。
sachikoさんの記事
習い事をやめたいと言い出した息子と考えた我が家の続け方
この記事で詳しく説明してくれていますが、習い事が好きでも気分が乗らない時だってある。ってことで導入されている「月1おサボリDay」!
すごい画期的だし、名案だと思う。もう目からウロコがぼろぼろ落ちまくりました。
好きな習い事であっても遊びたかったり気分が乗らない日は当然あるわけで、時々おサボリして息抜きさせてあげることで続けられるサポートをするっていうところがいいなって思いました。
私は頭が固く、固定観念にしばられてるからこんな発想は絶対にできない!
3人のお子さんのママで、お菓子作りやキャラ弁、筋トレなど趣味も幅広くちゃんと極めてて、かつお美しい!
アドバイスいただけて光栄です。本当にありがとうございました^^
因みに彼女の習い事に関する記事で私が大好きなのはこの記事!
子どもから学ぶこと
涙なしで読めない…。
次また息詰まることがあれば「月1おサボリDay」を取り入れてみたいなって思います。
習い事を継続するためにどうすればいいか考えてみた
私も今回の出来事を通して習い事を続けるにはどうすればいいのか考えてみました。
なぜあんなに怒ったのか
まずはそもそも私はなぜあんなに感情的になったのかを分析してみます。
- 辞めたいと言い出した理由に納得がいかないから
→これが怒りの発端であることは間違いありません。でもこれが核心ではない。 - 今までの労力(レッスン代、送迎)が無駄になると思ったから
→確かにそうだけどこれは完全に私の言い分でこれが主たる原因ではさすがにない。 - 簡単に辞めることを覚えるとこの先何も続けることができなくなるのではないかという危惧
→たぶんこれが一番大きい。
簡単に何でも辞める癖をつけるな!ってことが言いたいんです。
子育ての最終目標はただ一つ
私が子供に望むこと、すなわち
子育ての最終目標は「自立して稼げる人間になること」この一つのみです。
高校も大学も本人が覚悟の上で行かないって言うのならそれでいいと思う。偉い人間になってほしいとか全く思わない。
結婚して子供を持って…っていう人生もいいけど、それを選ぶかどうかは彼らの自由だし、そもそも彼らが男が好きか女が好きかもわからないわけで…。
ただ健康で仕事を頑張って自分で稼いで生きてくれればそれでいいって思うんです。
仕事をしていく中で、例えばプロのスポーツ選手のように自分が好きだったことがそのまま職業になれば最高にやりがいを感じるでしょう。(もちろん苦悩もあるだろうけど)
そこまで行かなくったって、ライフワークとなるような何かずっと好きなものを持っていて生きるのとそうでないのとは全然人生の楽しさが違うと思う。
習い事は何かを継続して学び将来的にライフワークになりうるものを見つける最初のきっかけになるので、毎回すぐに辞める癖をつけることは、それ見つける機会を失うこととなりそれがもったいないと思うから、怒りを覚えたんだと思います。
(前回の記事の事件ほどではないけど、あの頃は水泳もサッカーも辞めたいとよく言っていました。)
熱中できる何かを継続することがなぜ大切か
ではなぜそんなに「熱中できる何か」を「継続する」ことにこだわるのか。
それは
私自身に最も欠けている部分だからに他ならないでしょう。
私はいまだにそうだけど、いわゆる「熱しやすく、冷めやすい」んす。熱中することはできるけど、それが続かないんです。
例えば…私は比較的いろんなジャンルの音楽を幅広く聞いてるほうだと思うけど、一つのアーティストを継続してずっと好きって経験は一度もなくて、このアルバムの時期が好きだけど、その次のアルバムはいまいちだからもうあんまり好きじゃない、って経験数知れずあります。
趣味レベルでも続かないってことです。
とたかだか6年しか生きていないわが子に向かって偉そうに憤っていたわけですが、よく考えたら、辞める際に嫌な思いをしたとはいえ私も多くの習い事に挫折し、結果的には辞めており、またそのうちのどれかが今現在まで何等かの形で継続しているなんてことは全くないなんて!
息子のことを棚にあげてなんて自分勝手だろう…。
高校は自分の学力で入れるということのみで選び、大学も偏差値と学部(歴史が好きなので史学科でした)で選びました。なりたい職業を考えることはなくて、就職も何となく事務職がいいなぁという理由で決めてここまで来ました。
「好き」を続けている人ってすごい!
何かを好きになり一生懸命努力してそれを叶えた経験がないから、そういう人や職業とまでならなくても、好きなことを仕事をしながらずっと続けている人に猛烈な憧れを感じます。
それを強く感じた出来事が少し前にあって…
幼稚園時代息子のサッカークラブのコーチが最後の試合の後で子供たちに話をしてくれました。
「先生は小さいころからサッカーが好きで小学校~大学までずっとサッカーをしていて、プロの選手にはなれなかったけど、みんなにサッカーを教える仕事ができて楽しかったです。でも最後の試合なのに優勝できなくて、みんなにトロフィーを持たせてあげられなくて悔しいし、残念です。」という旨の話で、最後感極まってコーチも泣いておられました。
感情的な人間である私はこういう場面に超弱くって、つられて泣いてしまいました。
彼のように子供のころに好きだったことを今も継続して好きで、情熱を持ち続けている人がまぶしくて仕方なく見えた瞬間でした。好きなことを続けてる人ってすごい!
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続けることを教えるのではなく、続ける姿勢を見せたい
息子に続けることを教えたいけど、私は何かを強要されることも、することも嫌いです。
何より何も続いていない私が言っても説得力に欠けます。
「頑張って続けなさい」って言うよりも、熱意を持って続ければ楽しいんだってことを身を以て示す、これが一番の理想だなって感じています。
「背中を見て育て」ってやつでしょうか?
でも今の私には見せられる背中がないってことに気づいてしまいました。
私も夢を見たくなってきた
旦那の小さいころの夢が何だったかはよく考えたら知らないけど、彼は自分で見つけた道を進み続けてそれを職業にしています。(鍼灸師です)
今は患者さんの家を訪問するというスタイルが主ですが、いつかは自分の店を持つのが夢なんだそうです。彼はもともと私と違って一つのことを黙々と打ち込めるタイプなので親としてまたとない見本、子供のみちしるべとなる立派な背中だと思います。
私は彼の夢がかなうように妻としてサポートする、これも一つの夢。でもそれは私の夢とは違う気がする。
私は欲張りなんで私も夢が見たくなってきた。
私も子供に見せれる背中を持ちたい!
私はブログで夢を見たい
何をやっても長続きしない私ですが、今はブログを書くことが楽しいです。
ちょっとモヤモヤを感じた時はブログを書いて発散することでスッキリするし、
口に出して言うには照れくさいけど、嬉しかったことを書けばずっと形として残せる.。
悲しかった出来事も文章にして吐き出すことで心が軽くなる。
怒りを感じた時も前回の記事のみたいに書けば、何に怒りを感じこれからどうすればいいのか筋道を立てて顧みるきっかけをくれます。
今回のように拡散していただき、素敵なアドバイスをもらえるなんて嬉しすぎるおまけがついてくることもある^^
ブログを書くことで自分自身の心が救われているって感じています。
情熱や喜びを一番感じるのはブログを書いているときなんです。
だからブログを書くことで夢を見たいなぁって思う。
別にプロブロガーになるとか、ブログ飯!なんて大それたレベルではありません。でも書くことで喜びを感じ、癒される私がこの道を進み続けることで何か変われるかもしれない。
もしかしたらそれを見た息子たちも「ママは何か一生懸命やってるな。それって何だか楽しそうだな」って感じて「自分も何かやってみよう。続けてみよう」って思ってくれることがあるかもしれない。
今回の出来事を通して考えたことや先日セミナーに行った(落合さんの記事を引用させていただいています。松原潤一さんと落合正和さんのセミナー最高でした!)ことがブログへの愛を強く感じるきっかけとなりました。
だからといって猛烈に更新頻度を上げられるかといえばたぶんそうでもないんだけど、今まで以上に愛と情熱を持って記事を書いていこうって心に決めました。
まとめ
私が夢を見続ける。
↓
私がハッピーになる。
↓
息子もハッピーな母親と接したらハッピーになる(たぶん)・
↓
ママみたいに何かを続ければ自分もハッピーになれるかも!習い事続けてみよう!
あほほどハッピー連発して怪しい感じになってきた^^;
思い通りにうまくいくかどうかなんてわからないけど、少なくとも私と息子が今より幸せを感じることはできるはず!
習い事を続けてほしい、夢を持ってほしいって思うなら自分自身が実践して継続せよ!
34歳にもなってようやくそれを強く実感したってことを熱く語ってみました。
おしまい
追記(2016年5月5日)
sachikoさんに続いてtwitterなどで交流させていただいている、「わにゴコロ」を運営してらっしゃるジミーさんが私の記事の紹介をしてくださいました。
娘がピアノを始めました/子供の習い事に親はどう向きあう?
バレーボールの話や千葉県印西市の地域に密着した情報を書いてらっしゃるジミーさん。
特筆すべきはその更新頻度!見習いたいものです。
前回と今回の記事はどっちも「心の中をさらけだす系」の記事だから書くときはためらいもありました。
でも包み隠さず正直に書くことによりそれなりに反響もあったし、こうして記事してくださるのはとっても嬉しいことです。
ジミーさんありがとうございました^^
追記(2016年10月14日)
この記事の後にライターとして仕事をすることを決意しました。
だから私にとってこの出来事はやりたいことを再認識した「事件」。
好きなことで夢見る背中で息子に継続する姿勢を示します!
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