【12月1日】餅屋と餅屋が手を組もう
FBページのエッセイを転載※
※今日はちょっとWEBの小難しい?話※

 

 

某キュレーションサイトが閉鎖に追い込まれましたね。

医療という時に命にかかわるテーマにも関わらず内容がコピペ、根拠の無い事実の記載等が多く、WEB業界ではちょっと前から「あのサイトどうなん?」的な話題になっていたので、閉鎖して別に不思議でもなんでもない。

でもあのサイトはテーマが医療だったからやり玉に挙がっただけで、似たり寄ったりのコピペ記事を寄せ集めたキュレーションサイトなんてWEBには星の数ほどあるわけで。

 

 


私はもともとそういうサイトがあまり好きでありませんした。
コピペ云々はもちろんだけど、もっと理由は単純です。

「面白くないねん!」

だって人の考え方なんて100人いたら100通りあるのに検索エンジンを意識しすぎる文章は文体が似てくるからです。

「googleのしもべか?」
と内心ツッコミながら読む記事の多いこと…。



スポンサードリンク



新聞も各社論調が違うように、雑誌でもwithとmoreは何となく違うように(←古い?因みに私はwith派だった。)WEBでもそれぞれにメディアの個性がもっとあっていいはず。

私はこれまでも可能な限りそうしてきたし、これからもそうしていきたい。とはいえ依頼されたお仕事の場合はその範疇でという制約があるけど、そこを意識しつつとびぬけない範囲でユニークな文章を書けてこそライターだと思う。

あと今回の騒動、専門的なテーマを素人のライターだけが書いたことも問題の一つですね。そりゃそうですよ。恐ろしすぎる。

読んだ人が誤情報を真に受けて実行してその人の身に何かあった時どうするつもりなん?仕事を出す方も受けるほうももうちょっと考えた方がいい。ということはブーメランで自分にも言えることだから自戒の意味も込めてきちんと考えよう。

 

 

ライターとしてできることは原則自分の得意分野、実践したことを書くことでしょうね。じゃあそれ以外何も書けないのか?と言えば決してそうではないと思う。
今から始めるお仕事のうちの一つは専門性が高い内容ですが、先方さんもSEOだけ意識した時に事実でない記事が上位独占している現状を憂いていて、そこに立ち向かうためにメディアを立ち上げています。

専門知識はあるけれど、「書くこと」においてはあまり慣れていない。分かりやすく伝わりやすい文章を書ける人がほしいと。そこでライターの力が必要だと。

つまり専門分野においては依頼主様が、書くことにおいてはライターがお互いの役割をしっかり果たす。

餅屋と餅屋が手を組むって訳ですよ。

 

 

これが専門性の高い分野においては理想的なコンテンツの作り方じゃないかなって個人的には思います。

だって申し訳ないけど、医療にしても検索した時に感じたのは、内容は濃くて素晴らしいけど専門家が書く記事はどうも難しく分かりにくいものがまだまだ多いです。その辺をかみ砕き、分かりやすく変換する。いわば通訳的役割もライターにできることの一つなんじゃないかなぁ。

と言うわけで餅屋として餅屋さんと共にこれからじゃんじゃんおいしい餅をたくさん作っていきますよっていうお話でした。

 

 

おしまい

FBページにてこのようなエッセイを書いています。はらぺこかぞくのFBページに「いいね」をいただければ更新情報が届きます。よろしければどうぞ^^


スポンサードリンク



この記事が気に入ったら
いいね!しよう

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

ABOUTこの記事をかいた人

浜田 綾

ライター/コピーライター/エッセイスト 1981年生まれ 大阪府高槻市在住 企業で10年間ビジネス文書の作成に携わる。 同年7月電子書籍「ペコのプチエッセイ」を出版。 編集者、コピーライターとして活動の幅を拡大中。 幻冬舎・箕輪厚介氏主催の箕輪編集室にて「嫌われ者たちのリレー式コンテンツ会議」の編集リーダーを務める。2017年6月に「コトバノ」という屋号でフリーランスとして開業。