雪に心踊らされた日の出来事を実況中継します #ぶろぐのぶ

 

この冬はとても冷えていて私が住む町でも何度か雪が降りました。というかこれを書いている今もちらちら雪が舞っています。

今月の「ぶろぐのぶ」は新メンバー「のこころ」のブログを運営しておられるのこさんが出してくださったお題大人、雪、継続です。

この3つの言葉を使って、この冬一番雪が積もった日の話をします。

 


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1月14日20時半、神様とじいじに願いを

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眠る前に屋根にうっすら積もった雪を見て長男が一言。

長男
神様お願いです。明日1日だけでも雪を降らせてください。

 

願いが強すぎて仏壇にまで手を合わせる始末。

長男
じいじお願いです。雪を降らせてください。
仏壇は関係ない!

 

私は寒さが大の苦手なので、積もるほどの雪は嫌だけど、これだけ必死の長男を見ていると叶えてあげたいような気持になりながら眠りにつきました。

 

 

雪に心踊らされた1日を実況中継

1月15日7時、朝一番でおおはしゃぎ

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長男の願いが叶って雪が積もりました。

とは言え数センチ程度。それでも長男は朝から起きるなり大喜び。嬉しすぎてパジャマのまま外へ飛び出し雪を素手で触っていました。

 

寒すぎるやろ!

 

同日8時ごろ、雪遊びスタート

 

近所の子どもたちが集合して雪遊びが始まりました。

我が家は大阪の山の方とはいえ、そんなに雪が積もるほどではないので、やっぱり他の子どももテンションが高いのが伝わってきます。

 

「雪合戦しよう!」
「雪だるま作ろう!」
「かまくら作りたい!」

 

思い思いに叫びながら走り回っていました。

寒さとか関係ないのね。子どもは元気だなぁ。

 

同日9時、かまくら制作スタート

snow3

かまくらを作ると子どもたちの中で決定したらしく、一致団結しはじめました。我が家はもちろん近所のありとあらゆるところから雪をかき集め出しました。

 

長男
俺たちかまくら作るねん。できたらママも遊びに来て!
立派なかまくらできるほど雪降ってないのに。
と思ったけどもちろんそれは内緒。

 

うん楽しみにしとくわ、がんばって!
と声をかけときました。

 

 

同日10時半ごろ、雪乞いしだす子どもたち

 

近所から子どもの大きな歌声がうるさいほどに聞こえてくるので気になって見に行きました。

 

「ゆーきやこんこ、あられらこんこー♪」

(どうでもいいけどこの歌の正しい歌詞は「こんこん」なくて「こんこ」なんですね。初めて知りました。)

 

長男
ほらもっと歌えー!

ひときわ大きな声で歌い、みんなを仕切りまくってるつもりなのが長男でした。

 

めちゃくちゃ偉そうだな。

 

 

晴れてきた。

もう雪がなくなってしまう。

雪がなくなるとかまくらが作れなくなる。

雪をもっと降らさないといけない。

もっと大きな声で歌わないとだめだ。

 

そういう思考回路に陥ったようで、近所の子どもに檄を飛ばしています。

 

雨乞いをした昔の人はこういう心境だったんだろうな。

 

肝心のかまくらづくりも雪集めも中止してただひたすら歌うことに全エネルギーを集中しているようでした。

歌いながらかまくら作ればいいのに。


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同日11時ごろ、内輪もめ

 

「おい、○○もっと大きな声で歌え。だから雪がやみそうなんだ。」

「そんなん関係ないし!おまえの方が大きな声で歌ってない!」

「そんなこと言うなよ。」

 

彼らの思いとは裏腹に晴れ続けることへの焦り、
遅々として進まない雪集め、かまくらづくり、その辺の心理があったのでしょうかね。

徐々に内輪もめがはじまりました。

 

歌ってばかりいれば進まなくて当然。

と陰でほくそ笑む私。

 

それが子どもたちにがばれて、

「○○(長男)のママが雪をちゃんと集めないからいけないんだ、大人なんだから雪もっと集めてきてよ!」と、とばっちりを受ける。

はい、すみません、ちゃんと集めますよ。雪。

でもねー、ちょっとやそっとの雪じゃあ足りないんだな、かまくらは。

 

同日12時、かまくら完成!?雪遊び終了

 

結局お昼前には雪の勢いもおさまり、

長男
あーお腹空いた。かまくらできたしもういいやー。

と満足した表情で家に帰ってきた長男。

 

できたかまくらは…写真を撮ってなくて残念なのですが、言葉で表すならば小型犬が入れるか入れないかくらいの小さな雪のかたまりでした。

 

入口はちろんありません…。
それでも彼らは満足したようです…。
恐らく本物のかまくらを生で見たことがないからイメージ間違ってます…。

THE・中途半端!

 

かまくらできたっていうのかこれは!?でも本人達が満足しているからいいのかなぁ。

というわけでこれにて雪踊らされた1日は終了。

因みに…

この人(次男、3歳)は

junior

お兄ちゃん組の仲間には入れてもらえず、とはいえ外の様子も気になるので家の中と外を何度も往復し、外に出た時は

次男
あーゆきおいしいわー!
と言いながら天に向かって口を開け雪を食べていました。

雪食べるんだ…。

「はらぺこかぞく」は今日も健在です。

 

長男
はぁ雪合戦したし、かまくらも作った楽しい1日だったな。

という長男。

よかったねぇ、いい思い出ができたよねぇ。

 

自然の魅力、自然の恐怖

 

うちの子だけかもしれませんが、遊園地よりもキャンプとか川遊びとか今回の雪遊びのように地味に自然に触れるほうが遥かにはしゃいでて楽しそうなんですよ。

近所の子どもたち見ててもそう、雪という非日常の出来事に心を躍らせれていていた感じがします。

 

人の心を動かし魅了し高揚させる。
それが雪や自然の持つ力。

 

だけど自然は時に命をも奪い、そのせいで生活は大きく狂わされる。自然とは魅力的な部分と厳しさ両方を持ち合わせているもの。

 

科学技術が進んでどんどん豊かな生活になりなんでもコントロールできているように思えても自然だけはこの限りではない。

自然の魅力、自然の恐怖、私たちは自然の中で生かされているということ。

 

こういうことって言葉で説明できることではないから、自然に触れる遊びを継続的にすることで子どもたちに伝えられたらいいな。そんな風に思った雪の日の出来事でした。

 

 

おしまい

 

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    ABOUTこの記事をかいた人

    浜田 綾

    ライター/コピーライター/エッセイスト 1981年生まれ 大阪府高槻市在住 企業で10年間ビジネス文書の作成に携わる。 同年7月電子書籍「ペコのプチエッセイ」を出版。 編集者、コピーライターとして活動の幅を拡大中。 幻冬舎・箕輪厚介氏主催の箕輪編集室にて「嫌われ者たちのリレー式コンテンツ会議」の編集リーダーを務める。2017年6月に「コトバノ」という屋号でフリーランスとして開業。